ここのところ、とんでもなく暑い日が続いている。最高気温は36−37度C、でも直射日光が当たるところでは、体感気温40度Cくらいいっていると思われる。散歩に行ってもじりじり肌が焼けているのがわかる。
なぜかここ最近、べべちゃんは朝9時くらいにならないと起きてこない。その時間から、着替えて朝ご飯食べて・・・などとしているとあっという間に時間が過ぎて、結局散歩に出かけるのが12時近くになる。長いこと太陽の下にいると、絶対、日射病になりそうな気がするのだが、べべちゃんはそんなことは気にしていない。とにかく、自分の気の向いた方向に歩いて行きたい。気に入ったところは、炎天下にも関わらず3往復も4往復もする。
昨日もそんな調子だったので、途中で強制的にベビーカーに乗せた。まだろくにしゃべれないべべちゃんは、あーあー言ってえらく怒っていたが仕方がない。なだめながらスーパーマーケットに入って行ったが、まだご機嫌がかなり斜め。無理矢理身体を後ろに曲げて振り向き、叫ぶ叫ぶ。自分で歩きたいんだろうけど、ここでそんなことをされたら、とてもじゃないけど買い物どころではなくなってしまう。しょうがないなー、早く買い物を切り上げて帰るしかない。そう思って、手早く商品をかごに入れていった。
ふっと気づくと、べべちゃんの右の靴がない。どこで落としたんだろう。スーパーの中で通ったところを再び辿ってみた。ない。もしかしたら、スーパーに来る前にもうなかったのかも? どうしても必要なものだけ選んで、会計を済ませた。
来た道を、目を皿のようにして靴を探す。ない。公園では靴を履いて歩いていたので、そこまで戻る。やっぱりない。
ということは、やっぱり、スーパーで落としていて誰かが拾ってくれているのかも。
スーパーに再び戻った。入り口に荷物預かり所がある。ここにないだろうか。頭の中にある数少ないスペイン語の単語を組み合わせて、係のお姉さんに聞いた。
「えすとい ぶすかんど うん さぱと で み にーにょ!」
お姉さんは初め、??という顔をしていたが、もう一回繰り返して言うと、「ここにはないから、スーパーの中でなくしたのなら見に行っていいよ」と言ってくれた。よし、通じたぞ、ワタシのスペイン語。
そして、再びスーパーの中に。無くした可能性の高い売り場をくまなく探したが靴は落ちていない。あとはどこを探せばいいんだろうと途方に暮れているところに、背後からおばあさんの声が。「落とし物したのなら、マネージャーのオフィスに行くと見つかるかもしれないわよ」とのこと。オフィスか! でもオフィスってどこだろ。
「さべ どんで えすた ら おふぃしな で へふぇ?」
その、上品そうな親切なおばあさんは、ゆっくり説明してくれた。言われた通りの方向へ歩くと、途中、入り口とは別のカスタマーサービスがあった。そして、そこのカウンターの上に見慣れたちっこい靴が。あったー!
カスタマーサービスのお姉さんに、「この靴、うちの子のです」と告げて、めでたく靴はべべちゃんの足に戻った。これで、見つからなかったら新しい靴を買わなきゃいけないとこだった。
あとで、ふと思ったのだが、べべちゃんが売り場であんなにもあーあー叫んだのは、「おかあさん、靴落ちたよ、拾ってよ」と言いたかったのだろうか。それに気づかず、ワタシは静かにさせることしか考えなかった。そうならば、べべちゃんにかわいそうなことをした。もっと、子どもの目線に下がって相手をしてあげなければいけないんだろうな。
それにしても。
普段、使わなくても済んでいるスペイン語を駆使しましたよ、今日は。やろうと思えばできるんじゃん!! 次回からは、英語で通そうとせず、がんばってスペイン語使ってみよう。使わなかったら、いつまでも進歩しないもんね。ちょっと自信がついて、少しだけ前向きな気分になれた気がするぞ。